病気に負ける

パニック障害になってからは、いろんな制約ができてしまいました。
一番に上げるのは行動の制約です。まずは広場恐怖という言葉がある
ように、人ごみや多人数が集まる場所には行けなくなってしまいました。
一回でも、そのような場所でパニック発作が起きてしまうと次にまた
パニック発作が起きるのでは、ないかと思ってしまい、恐くなってしまう
のです。これは自らが、制約を作ってしまっているような感じですが
やはり、経験者ならわかると思いますが、パニック発作の内容によって
違うかもしれませんが、私のようにパニック発作が嘔吐反射や目眩いの
場合は人の目もあるので、一度でもパニック発作が起きた場所に行く
のは恐いのです。また、これは何時かは克服しなければ、いけないのですが
なかなか、思うようにいかないのが、パニック障害の苦しいところです。
私の趣味のひとつに音楽鑑賞という物がありますが、音楽鑑賞すなわち
だいたいの場合はコンサートホールやライブハウスに行って鑑賞する
という事になります。その場合はよっぽどの事がない限り、そこは多人数
が集まる閉所という事になります。広いコンサートホールで、客が少なければ
どうにかなりますが、狭いライブハウスに多人数が集まる場合は入るのに
勇気がいります。私の場合は、頓服の薬をのんでから行くのですが、やはり
ライブハウスの前まで行って、入れなかったという事もしばしばあります。
入る前から予期不安が広がってしまって、パニック発作が起きるのでは
ないのか?、と考えてしまうからです。この時点でもう病気に負けたような
気になってしまいます。こんなんで何度、悔しい思いをしたかわかりません。
なんで、普通の人が普通に出来る事ができないのだろう?、としばしば思う
事があります。見た目は普通ですから、余計、悔しいのです。こういう日は
だいたい、悔しさで涙が溢れる事も度々ありました。病気が憎い!。その一言
につきますが、これは焦りへと繋がってしまうから、よくない考え方なの
かな。もっと自然体で、行けなければ、行かないでいいや、という考え方の
方がいいのでしょうか?。毎日、こんなんで悩む日々が続いています。